産地の暮らしを紹介する。産地歩き Vol.7



地域をつなぐしめ縄。

2015年12月の終わり。秋田県北秋田市。
一面に、根雪になりそうな雪景色が見えます。
前年に比べると、だいぶ少ないようです。


年越し前のこの日、地域の子どもたちとお年寄りによる、しめ縄づくりが行われました。
作り方は、まず細い縄をいくつも編み、それらを寄り合わせて太い縄にしていきます。


手のひらを擦り合わせて編み上げます。
やり方を教えていただきますが、簡単そうで難しい・・・。
お年寄りが子供だった頃は、学校から帰ると毎日編んでいたそうです。


毎年参加している子どもたちは慣れたもの。
器用に編んでいきます。
完成したら、参加者全員で記念撮影し、神社に奉納。
地域の素敵な行事です。


鳴き声がするほうを見上げると、白鳥が飛んでいました。
下を向き続けた背中が、ほぐされるようです。

雪国の野草と野菜。

雪に埋もれているのは、山野草の鉢。
秋に仕込みを終えた鉢を、野外にそのまま設置しています。
不思議なもので、どっさり積もっているほど安心感を覚えます。
きっと、春には力強く芽を出してくれることでしょう。


軒下の鉢には、水やりの代わりに雪を散らします。
前年は軒下も雪帽子になっていたので、この年はやはり少ないようです。


ビニールハウスで収穫しているのは、スティックブロッコリー。
冬の野菜は柔らかく、とても甘いのが特徴です。
それにしても、収穫する部分に比べて葉が大きいこと。
もちろん食べられるので、キャベツと同じように使うと良いかもしれませんね。


九条ねぎ。
葉と葉の間にヒミツがあり。
そこに溜まった水を飲むと、風邪を引きにくいと教えていただきました。

スノーモンスターの棲み家。
時期は2月の始め。
森吉山の阿仁スキー場へ向かいます。

スキー場までの道は広く、除雪が行き届いています。
曲がりくねった坂道が続くので、慎重に運転しましょう。


ゴンドラに乗り、山頂を目指します。


標高が上がると、木々の色が変わっていきます。


白く見える枝には、氷雪がついています。


ゴンドラの終点は真っ白。


山小屋に置かれているノートには、たくさんの書き込みがありました。
国内はもちろん、東南アジア、ヨーロッパ、アメリカなど、海外から訪れる観光客も多いようです。


ここからは、ゴンドラの終点で貸し出されている、カンジキとストックを装備します。
長靴も貸し出されていて、全て無料です。
丁寧に装着の仕方を、教えていただきました。


さっそく現れました。
スノーモンスターこと、樹氷群です。
周辺には刺すように冷たい風が吹き抜けていて、分厚い氷雪に覆われるのも納得です。


設営されてる樹氷見学コースに沿って進みます。
コースの所要時間は30分ほど。
防寒装備の目安は、スキーをする時と同等が理想ですが、歩きだすと暑くなるので、厚手のコート類でも可能かもしれません。
風が冷たいので、手袋と耳まで覆う帽子だけは、忘れないようにしましょう。


目まぐるしく天候が変わり、時折真っ青な空も現れます。


遠くに見える避難小屋は凍りついた様子で、見るからに寒そうです。


しばし座り込んで景色を眺めます。




繊細な枝ぶりの木々は、白神山地でよく知られるブナ林。


青みがかった、白と黒の世界が続いています。

旅の味わい。

JR大館駅の名物駅弁。鶏めし弁当をいただきます。
北秋田市鷹巣のショッピングセンターでも販売していました。


箸を取り出すと、なにやら木の良い香りがします。
杉の間伐材を使用しているとのこと。
ご飯にしっかり味がしみているので、冷めていても美味しくいただけます。


例年より少なめの降雪量とはいえ、やはり寒く、雪が降り積もる2月の始め。
スノーモンスターは、さらに成長するのでしょう。



〜今回訪ねた主な場所はこちら〜

森吉山。


山野草の販売所はこちら。
道の駅 かみこあに。

四季美館。


最寄りの空港はこちら。
大館能代空港。