産地の暮らしを紹介する。産地歩き Vol.5




8月は、北東北も暑い夏の盛り。
畑では、緑の大群が行列を成しています。


トマトは毎日出荷中。
日中、ビニールハウスの中はまるでサウナのよう。
必要な作業は、朝のうちに済ませなければなりません。


しっかり熟した果実は、見るからに濃厚。


トウキ(当帰)の苗。


地植えにすると大きく育ちます。


こちらは、阿仁川あゆセンターの鮎養殖場。
阿仁川の冷たい水で、時間をかけて育てています。


出荷は、活きたまま氷ジメに。
日本全国と、海外にも発送しています。

白神山地への入口。

天気が良いので、白神山地方面へ向かいます。
今回は、米代川側から山地へ続く支流を辿ることにします。
米代川は、秋田県北部の河川が合流して日本海に注ぐ一級河川。
支流と比べると、流量の違いが一目瞭然です。


川面にはたくさんの水鳥が。


川辺に見える塊は、岩肌から落ちたのでしょうか。
山の地質を調べると、塊状軽石凝灰岩のようです。
河川が山に沿って大きく蛇行している様子が伺えます。


白神山地の手前にある、白神山地世界遺産センター。
白神山地の成り立ちや、生息する動植物についての情報が得られます。
隣には特産品の販売所もあり、地域の特産品が揃っています。


白神山地世界遺産センターから少し進むと、道路のすぐそばに滝が見えます。
滝の名称は、峨瓏の滝(がろうのたき)。


停めた車から滝までは数十秒足らず。
奥に入り込んだ地形になっているため、あっという間に森に入り込んだような感覚になります。


水しぶきが暑気を払ってくれるようです。


滝の周辺は苔むしています。
このあたりには海緑石を含む地層があるため、緑色の岩石が多く見られます。


木の幹にも苔がびっしり。


歩道が整備されているので、家族連れで楽しむことができます。


歩道も苔で縁取られています。


滝を後にして、さらに上流へ向かいます。


ここから先、いよいよ山中に分け入ります。
注意看板をよく読んで進みましょう


細い舗装路が続き、要所要所に対向車とすれ違うポイントがあります。
携帯電話は、間もなく圏外になります。
落石に注意しながら進みましょう。


濃いエメラルドグリーンが美しい。
豊富な水量をみると、水源がまだずっと先にあることを伺わせます。


大きな木々と美しい水の、神秘的な光景です。


太良峡(だいらきょう)の手前に位置する、太良橋。


橋から見下ろすと、なかなかの高さです。


澄んだグリーンが涼しげ。


清流の音が辺りいっぱいに響いています。


橋の上に佇むと、渓谷の風と音を、全身で浴びることができます。


大きな塊は、一体どうやってそこに至っているのでしょう。


道路脇にはしっかりガードレールがついています。
外側はすぐ崖なので出てはいけません。

頭を垂れ始める、稲穂。

田んぼの稲穂は順調に成長。
濃い緑色だったところに、実りの黄色が加わりつつあります。


収穫時期は、9月中旬から10月上旬。


ネギも収穫まであともう少し。


この日は、朝早く枝豆を収穫。
近所の人たちで協力して作業にあたります。


獲りたてはとにかく美味しい。
茹でても焼いても、甘く濃厚な豆の風味を味わえます。

旨味と香りと食感の、郷土料理。

比内地鶏のガラを煮詰めたスープ。
鶏皮も少量入れ、脂の旨味を加えます。


次に、炊きたてのご飯を粗めにすり潰し・・・。


きりたんぽ。ではなく、一口大に丸めた「だまっこ鍋」にします。
棒につけて焼く手順を省くため、短時間で手軽にできます。


鮎の竜田揚げ。
噛むと甘辛い醤油と鮎の旨味がじゅわ〜。
若鮎を揚げているので、骨まで美味しくいただけます。


ホウキタケと筍の煮物。
筍は、春に採取したものを、缶詰にして保存しています。
採れる季節も食感も風味も異なる食材ですが、煮付けることで混じり合い、お互いを引き立たせています。


きくらげを、お刺身のように。
冷たくしたコリコリ食感は、暑い季節にぴったり。


舞茸のお吸い物。
乾燥して保存していたものを、水で戻します。
お吸い物でいただくと、香りを楽しむ食材であることがよくわかります。


実りの秋は近い。



〜今回訪ねた主な場所はこちら〜

阿仁川あゆセンター。


白神山地世界遺産センター。


峨瓏の滝。


太良橋。


山野草の販売所はこちら。
道の駅 かみこあに。

四季美館。


最寄りの空港はこちら。
大館能代空港。