<特集>マタギの道具がルーツ。「山刀と包丁」



秋田内陸線、阿仁前田駅のすぐそばにある「西根鍛冶店」
工房からは、リズムよく金属を打ち鍛える音が聞こえてきます。
製作されているのは、山刀(ナガサ)と呼ばれる、マタギが使う狩猟ナイフです。


袋山刀(フクロナガサ)の製作工程。
左から順に鍛錬が進みます。
柄が筒状になっており、棒を差し込むと槍として使うことができます。


鍛錬中の刃。
艶めかしい輝きを放っています。


山刀は、枝の切り払いや獲物の解体など、用途に応じて様々なサイズがあります。
猟の熟練者ほど、小回りの効く小型のものを選ぶと言います。


地元の山菜採りの名人も愛用。
切り払う以外の使い方もあり、熊よけをする場合は、山刀の背で鞘(さや)を叩いて音を出しながら歩きます。


厚みのある刃で、ずっしりした重量。
軽く振り下ろすだけで、枝を切り払うことができます。
工房では家庭用の包丁も製作しており、山刀同様に、抜群の切れ味です。


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